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📈 ハッブル定数

宇宙が単位距離あたりに膨張する速度。

ハッブル定数

1929年、エドウィン・ハッブルは、銀河は地球から遠ざかっており、遠いほど遠ざかる速度が速いと発表した。この関係は線形であり、速度はハッブル定数と距離の積に等しい。ハッブル定数(通常H0と表記)は、単位距離あたりの宇宙の膨張率を表す。

ハッブル定数H0の測定は、ほぼ1世紀にわたって難題とされてきた。測定方法によって得られる値は異なる。宇宙マイクロ波背景放射と標準宇宙論モデルを組み合わせると、1メガパーセクあたり毎秒約67キロメートルという値が得られる。一方、ケフェイド変光星やIa型超新星の観測では、毎秒約73キロメートルという値が得られる。この差はハッブルの不均衡と呼ばれ、新たな物理学の兆候である可能性もある。

単位がややこしい。1メガパーセクは326万光年である。ハッブル定数が70ということは、1メガパーセク離れた銀河は毎秒70キロメートルの速度で後退し、2メガパーセク離れた銀河は毎秒140キロメートルの速度で後退することを意味する。膨張とは、空間を移動する速度のことではなく、空間そのものが引き伸ばされることなのだ。

この矛盾を解消することは、宇宙論における最大の目標の一つである。新しい望遠鏡と新しい手法が、この問題に両面から取り組んでいる。

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