宇宙空間では、燃料効率が何よりも重要となる。比推力とは、ロケットが推進剤を推力に変換する効率を秒単位で表した値である。数値が大きいほど、同じ燃料量でより大きな速度変化が得られることを意味する。
この指標は、排気速度を標準重力加速度で割ることによって算出される。灯油ロケットは約350秒、水素エンジンは約450秒の燃焼時間を達成できる。電気推進器は3,000秒を超えるが、長時間にわたって微弱な推力しか発生しない。
標準値
- 固体ロケットモーター、約250秒
- 灯油と液体酸素、約350秒
- 水素と液体酸素、約450秒
- イオン推進器、数千秒
比推力が高いほど必ずしも有利とは限らない。電気推進器では軌道変更に数ヶ月かかるため、有人打ち上げには不向きである。ミッション計画担当者は、効率性と時間、推力要件とのバランスを考慮する必要がある。
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